日本薬学会第137年会(仙台)においてJPLA企画のシンポジウムが採択されました。

 

日 程:平成29年3月26日(日曜日、大会3日目)15:30~17:30

会 場:仙台国際センター「展示棟」1階会議室2

タイトル「ヘルスケアの最前線-新しい情報技術を現場に生かす-」

プログラム:

15:30-16:00    「創薬支援のための人工知能活用」

              高橋由雅氏(豊橋技科大工院)

16:00-16:30    「個別化薬物療法を目指した日本人全ゲノムリファレンスパネルによるリアル

          ワールドデータ解析」

          平塚真弘氏(東北大薬院)

16:30-17:00    「オープンサイエンスの展望:研究データのオープン化と利活用,イノベーション

          の創出」

          池内有為氏(筑波大図メディア院)

17:00-17:30     パネルディスカッション

           「創薬の推進のために新しい仕組みをどう活用するか?」

趣 旨

ライフサイエンス分野の研究開発は、複雑かつ固有性が強い事象を対象に研究・考察・公開していくため、多様な実験や試験を必要とし、またその実施や成果の統合には多くの時間を費やす。

近年、個々の研究成果やそのデータ本体をIT機能の活用により公開・共有し新たな研究や発見に生かしてもらうオープンデータの動きや、組織を超えた共同研究を行う事で、より深く早い研究成果を目指すオープンサイエンスの動きが出ている。また、個人情報を削除した上でカルテデータやそれに付随する各種データを医療現場のリアルデータとして提供する事も行われるようになった。一方、これらのリアルでオープンな大量データをうまく使いこなし、そこから導き出される解析傾向を創薬等に活用する試みとして、いわゆる人工知能技術の応用的活用に向けた探索も始まっている。

本シンポジウムでは、これら昨今の情報技術の進歩により可能となった組織の垣根を越えた研究のつながり、リアルワールドデータや人工知能技術が今後のヘルスサイエンスやヘルスケアの現場にどういった新しい未来をもたらすのかを紹介する事で今後の創薬や臨床研究に生かしていく道筋を考える。

※ 参加に当たっては、薬学会ホームページの年会の予約参加要項に従い事前申し込みにより参加登録をお願いいたします。
http://nenkai.pharm.or.jp/137/web/6_1_yoyaku.html
(当日の登録、参加も可能ですが事前登録より割高となります。)

残念ながらJPLA加盟館に対する割引はございません。昨今の医薬品の話題を講演頂ける貴重な機会となりますので、お時間の許す方は是非聴講いただければ幸いです。